Bitter&Sweet
Sweet編
報告が思ったより長引いた。
任務終了後、伝令は飛ばしてあるものの、半年に及ぶ諜報活動。
些細な事も情報となる。
補足事項を伝え、会議室を出たの向かう場所は・・・
勿論カカシの部屋。
半年前と変わらない木の葉の街を見下ろしながら、は屋根の上を飛ぶ。
早くカカシに会いたい。
一秒でも早く・・・。
長期任務に出ると告げた時に見せた、カカシの寂しそうな目。
その目は笑っている様に見えたけど、でもその奥は・・・・。
きっとカカシ本人、気づいていないだろう。
何時も笑顔で送り合うのだから。
カカシの部屋の前に着いた。
部屋に灯る明かりと、カカシの気配。
会いたさ一心でそのまま来てしまったけど、着替えてくれば良かったかな?
とは目に見えない服の埃を払う。
その時部屋のドアがカチャリと開いた。
其処には額当ても、手甲もしていないカカシが居た。
「、おかえり。」
「ただいま、カカシ。」
は腕を広げるカカシの胸の中へ飛び込んだ。
カカシの匂いと、心臓の音と、腕の温かさを味わって、顔を上げると、
カカシがキスの雨を降らせて来た。
額に、瞳に、頬に、首筋に・・・。
そして、唇に。
触れるだけの口付けから、段々と激しいものへと変わっていく。
舌で唇を舐め、口内に侵入してくる。
の舌を見付けると、カカシの舌は水を得た魚の様に動き回る。
僅かな水音を立てながら。
二人が唇を離すと、甘い蜜達が名残惜しそうに糸を引いた。
「カカシに会いたくて、そのまま来ちゃった。」
「俺もに会いたかった。」
えへっと笑うに微笑みを返し、カカシはを抱き上げた。
「ちょっと・・・待って。」
「え〜どうして〜。」
「だから、今帰って来たの!シャワー浴びさせて・・・ね。」
「いいのに、シャワーなんて浴びなくても・・・」
「私がイヤなの。」
「はいはい。ま、お楽しみは取っておきますか。」
カカシはを抱き上げたまま浴室へ向かった。
「お湯は入ってるから、ごゆっくりどうぞ。」
「ありがとう。準備しておいてくれたの?」
「まあね。」
其処にはカカシの部屋に置いてある着替えが一式置かれていた。
よく見ると、普段触らせない下着まで。
「あーカカシ!」
「だって、それが良かったんだもん。いいじゃない、どーせ脱がすのは俺なんだから。」
そう言いながらカカシは逃げて行った。
まったく・・・なにが『それが良かったんだもん』だ。
でもその顔は、帰るべき所に帰って来たという安心感に包まれている。
はカカシの閉めた脱衣所のドアを見つめ服を脱ぎ始めた。
「は〜。気持ち良かった。」
濡れた髪を乾かし、逸る気持ちを抑えカカシの元へと戻る。
「お風呂ありがとー。」
の声を聞き、コンロの火を止めるカカシ。
「ご飯作ってくれてるの?」
カカシの横から覗き込んだ。
「そっ。」
「うれしいなぁ〜。」
「・・・俺、飢え死にしそう。」
「では早速カカシの手料理を・・・」
「いや〜に、なんですケド。」
再びを抱き上げる。
「折角作ってくれたのにー。」
「もう、待った無しだからね。それに煮物は少し置いた方が味が染みるデショ。」
「そうだけど・・・」
少しで済むのかな?
はカカシの首に腕を回した。
寝室のベットにゆっくり下ろされた。
の上に跨り、膝を立て自分の服を脱ぐ。
久しぶりに見るカカシの引き締まった体に見惚れてしまう。
そしての服も、一枚一枚剥ぎ取る。
「よく見せて。」
露出された胸を恥ずかしそうに隠すの手を取り、ベットへと縫い付けた。
「綺麗だよ・・・。」
言葉は上から降ってくるのに、既にカカシの唇はの耳に。
耳朶を軽く噛み、軟骨に沿って舌を這わせる。
そのまま耳の中へ舌を差し込むと、ぴちゃぴちゃという水音が脳に響く。
その音はこれから行う行為を連想させ、の体は熱くなって行く。
「会いたかった。」
「・・・私も・・・。」
今言葉を紡いでいた二人の唇が重なり合う。
口内を弄り、舌を絡めながら、カカシの手はの胸を柔らかく揉む。
全体を手の平で包み込む優しい愛撫から、指先で先端を摘み転がす愛撫。
カカシの唇で覆われているの口から、喘ぎ声が漏れ始めた。
「・・・ん・・んっ・・・」
唇を離すとは、はぁ、はぁと大きく息を吸った。
首筋に、鎖骨にと、赤い華を散らす。
その口が胸の先端を含むと、の声は一層淫らなものへと変わる。
「・・・あ・・・ん・・あぁ・・・」
舌でコロコロと転がし、軽く歯を立て噛む。
「あっ・・・ん・・」
カカシの手はの脇腹を滑り落ち、十分に潤った秘部へと到達した。
「・・・もうこんなに溢れてるよ。」
秘部の中心から溢れ出す蜜を絡め突起部分を擦ると、の体はぴくぴくと小刻みに震えた。
「んっ・・・ん・・ああ!」
「あれ?もう、いっちゃった?」
カカシが秘部の中へ指を入れると、の其処はカカシの指を奥へ奥へと導くように飲み込んだ。
「流石にきついね。」
半年間カカシから離れていた体は、以前にも増して狭い。
ゆっくり解しながら、カカシは指を増やす。
カカシの指の動きが激しくなるにつれ、秘部が奏でる水音は音量を増していく。
の弱い部分を攻めると、呆気なく二度目の高みへと昇った。
「あ・・・うっ・・・カカ・・シ・・んあ!!」
「二回もいっちゃったね。」
「・・・も・・う・・だめ・・カカシ・・・」
「入れるよ。」
カカシは秘部に己の高まりを押し当て、一気に腰を沈める。
「・・・うっ・ああ・・・」
「・・・狭・・いね。今回は長く持ちそうにないかも。ごめ〜んね。」
今にでも爆発しそうな己をセーブするが、の中はとても温かく、
そしてカカシを容赦なく締め付ける。
「・・・そんなに締め付けたら、俺・・もう限界。」
の足を持ち上げ、腰を叩きつけた。
ぐしゅ、ぐしゅ、という卑猥な音と、の喘ぎ声と、カカシの激しい息使いが部屋に響き渡る。
先ほどより締め付ける秘部が、の限界をカカシに伝える。
「・・・あん・・・ああ・・・ん・あ・・」
「・・・一緒にいこう・・・。」
「ああ・・・あん・・あ・・あ・・んあ!!」
「・・・うっ」
と略同時にカカシも最高の瞬間を味わった。
繋がったまま、に重さを感じさせぬよう注意を払い口付ける。
おかえり・・・・・・
カカシが髪をそっと撫でると、は目を開けた。
カカシの目を見つめ照れくさそうに笑う。
「可愛い〜ちゃん。一つ聞いていい?」
「なあに?」
「大分ご無沙汰だったみたいだけど、どうやって相手の男交わしてたの?」
「へっ?」
そういう事態々聞くかい・・・。
上忍ともあろう者が・・・。
知ってるくせに・・・。
何も言わなくても、相手とは何も無かったと分かってくれているのが有難いけど。
「何も無かったって良く分かるね。」
「そりゃ〜の体の事はよく知ってるしね。まだまだ足りないけど。」
「・・・ははは。ん〜だから、幻術使って・・・。」
「あとは?」
カカシに誤魔化しは通用しない。
「・・・・影分身を一回。」
「だめでしょ。影分身使っちゃ。」
やっぱり・・・な。
私でもそう思うし。
いくら分身とはいえ、カカシが違う女の人を抱くなんて嫌だもん。
「・・・ごめん。カカシ。」
「明日から、俺がよーく幻術教えてあげるから。」
「・・・ありがとう・・カカシせんせ。」
微笑むだが、カカシの目は光る。
「でも、もうこんな任務はごめんだけどね。」
そう言ってカカシは又を突き上げた。
「きゃ・・・ん・・・」
「見てたら、元気になちゃったよ。全然終わらないね。」
がカカシの手料理を味わう事が出来たのは、何度か意識を手放した後だった。
ただいま・・・カカシ・・・
ありがとうございました。
貴女はどちらのカカシが好きですか?
こっちはEND〜のカカシかな。
かえで